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蒜山日記　旧遷喬尋常小学校

■2014 久世の旧遷喬尋常小学校に寄る

　7月24日帰りに時間があったので、いつも利用する湯原ICを通り越し、勝山の町並みを見ながら久世ICの手前に位置する旧遷喬尋常小学校に寄ってみることにした。

　明治40年建築の木造校舎は、完全なシンメトリー。
檜材を使い、二重折り上げで仕上げた洋風の格天井、幅広の回遊式階段、大きなマンサード屋根（二重勾配）など細部にわたって工夫が施されることから全国版の建築専門誌には、「迎賓館を思わせる豪奢な洋風建築」、「木造ルネッサンス風小学校」と掲載されている。
そんなモダンな佇まいは、映画のロケ地としても多数活用され、これまでも「ALWAYS 三丁目の夕日」、「火垂るの墓」、「大病人」などの名シーンが撮影されてきた。
小学校としての役目を終えた平成2年に旧久世町指定文化財に、また平成11年3月校舎全体が国の重要文化財に指定された。

　　

　　　　　　　　　　

　　全景・シンメトリー