蒜山日記 蒜山の冬
■2011 豪雪の跡
鳥取県、福井県での車の立ち往生のニュースは記憶に新しいところであるが、気象庁による豪雪の命名は、三八豪雪(昭和38年)、平成18年豪雪の二度、四八豪雪、五六豪雪などはマスコミによる命名らしい。
今年の豪雪もこれらに匹敵しそうであり、蒜山も過去にない積雪を記録している。しかし、昨年末から続いた積雪も2月に入り一段落、立春を過ぎて雪も解け始めている。
ライディングパーク |
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西茅部
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中福田
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三木ヶ原
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ヒルゼン高原センター
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山荘へ
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市道から山荘までの私道部分の除雪は車1台がやっと通れる幅。除雪されているとはいえ、道幅が狭いために少し車の進行方向が左右に傾くと壁に衝突してスタックしてしまう。そんな場合でも車を前後に揺らすと何とか動かすことができた。この日は、何度かスタックしながらもなんとか山荘付近まで車を寄せることができた。
その後はいつものように雪中行軍。この時期、朝晩は氷点下になるので、午前中なら除雪されていない箇所でも歩くことができるが、気温が高くなると雪が柔らかくなるため、膝ぐらいまで足がめり込んでしまう。こんな時は、スノーシューがあれば便利である。
普段住んでいない山荘のような所では、雪下ろしをひと冬できないため、屋根の角度と向きがとても重要である。我が山荘は、角度のある屋根とデッキ部分の角度のない屋根の組み合わせであるが、訪問する一週間前ぐらいから寒さが緩んだせいか、屋根の雪はほとんど自然落下していた。不思議と屋根の向きが南北のものより東西のものの方が雪の落ちが良いようである。
雪の重さを甘く見ると雪の重みで家が潰れてしまう恐れがある。降ったばかりの新雪は軽いが、時間が経過したカチカチの「しまり雪」や、氷のような「ざらめ雪」は密度が高く、これらの雪が100平米の屋根に1メートル積もったら、何と重みは30トンに達するという。
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