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Nゲージ入門 鉄道模型の軌跡
日本のNゲージは1965年KATOのC50から始まり、大手としては2社目となるトミーの参入で、Nゲージの普及がさらに進みました。
トミーは安価な価格設定で、Nゲージの普及に貢献し、初期の代表的な車両にED75などがあります。
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Nゲージブーム到来から活況へ |
■1970年代 Nゲージブーム
1973年、トミーが現在のTOMIXの前身あたるトミーナインスケールブランドにて国鉄貨車7形式9点を新規にリリースしました。香港製で安価で品質の高い製品展開で、一時代を築きました。
また、1974年にはグリーンマックスも61系客車とナハ10のプラキットをリリースし、以後ストラクチャー関連まで手を広げ、プラキットという新境地を開拓することになりました。
1975年には、学習教材出版の学研が新幹線(0系)がNゲージ界に参入、そして1976年にはTOMIXが誕生しました。国産の技術による全く新しいレールシステムを中心としたNゲージ製品で、周辺製品までを体系化したシステムを展開していきます。Nゲージが16番に対抗する力を持ち始めたのがこの頃です。
やがてブルートレインブームの時代を迎え、1978〜1981年頃には、ようやくNゲージは大衆化し、市民権を得るに至りました。Nゲージ界に新規に参入するメーカーが続出したのもこの頃で、マイクロエースの前身も誕生しました。
■1980〜1990年代 安定期
ポスト・ブルトレブーム以降の1980年代は、ファミコン等TVゲームの台頭もあって、徐々に落ち着きを取り戻した時代でした。1980年頃のNゲージブームをピークに複数社が群雄割拠したNゲージ界でしたが、概ね1985年頃までに、KATO、TOMIX、グリーンマックスの3強に整理、淘汰されました。一貫してトップメーカーのKATO、大幅に技術水準を上げて成長を遂げたTOMIX、前2社が手掛けない私鉄や旧型国電等を中心に独自の存在感を示すグリーンマックスの時代が、20世紀一杯まで続きました。
1990年代に入り、それまでのより新しいものが求められた時代から、古くて魅力的なものが見直される傾向が現れ、1993年末に完全新規で再登場となったTOMIXのキハ58系のHGシリーズは、同社の一大ブランドを確立するようになりました。
■21世紀 新たなパワーから活況へ
長く3強時代が続きましたが、1990年代後半に入ると、現在主流となる2つのメーカーが誕生しました。1996年末にマイクロエースがD51 2種を、1998年にはMODEMOが旧型客車と、今やすっかりおなじみとなった路面電車製品を登場させるに至りました。マイクロエースはその後、蒸気機関車以外のものも手掛けるようになり、今に続く流れとなりました。
2000年には、第1回JAMが開催され、メーカーの垣根を越えた新たな鉄道愛好家の集まりは、その後年々規模を増し、今やすっかり定着したイベントに成長しました。 そして21世紀になり、最新のエレクトロニクスやITを活かし、従来なかった新しい楽しみ方が増えました。
今日、団塊の世代を中心とした退職者の方の趣味などが追い風となり、再びNゲージ界が活況を呈しています。今がまさに、第2のNゲージブーム到来といえます。
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