一般的に、あまり大きくならない低成長種よりも、成長速度が速く年間30〜40cm以上伸びる高成長種の方が、樹勢が強く強健です。
高成長種は樹勢が強く、少々環境の悪い場所でも元気よく育ちます。低成長種は狭い庭には適していますが、樹勢の弱い品種が多くデリケートで育てにくい傾向があります。
初心者には、高成長の強健な品種がお勧めです。高成長種は、育苗に時間を要する低成長種よりも価格が安いのが特徴です。
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80cm苗の成長
<5年>
左から
Green Cone
Blue Ice
Europe Gold
Blue Heaven
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2008年 年の瀬
前日から降った雪がコニファーに化粧を施しました。
ヨーロッパゴールドは褐色に紅葉し、ブルーアイス、ブルーヘブンは寒さの中、鮮やかな青色を発色しています。
今年植え替えたグリーンコーンも元気に冬を越しそうです。
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2009年 5月
ヨーロッパゴールドの新芽が鮮やかな季節です。
ブルーアイス、ヨーロッパゴールドの生育は、予想以上に速く、苗の植えつけの時によく考えていたつもりですが、隣木の樹冠との交差が目立ちだしましたので、剪定と移植が必要になりました。
グリーンコーンは同様の理由で前年に移植しましたが、生育の速度はやや弱まったようです。
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2009年 8月
5月中旬にブルーアイスの剪定とヨーロッパゴールドの移植を行ない、3ヶ月が経過しました。
・グリーンコーンは移植後1年を経過し、樹勢が戻りました。
・ブルーアイスは思いきった剪定を行ない芯も切りましたが、側枝がもう立ち上がってきています。
・ヨーロッパゴールドは1m程度前方に移植しました。かなり刈り込んでいますので、樹形が戻るまでには少し時間が必要です。
・ブルーヘブンは剪定、移植と無縁だったためボリュームを増し、この1年では4本の中で一番の生育です。雨の中で緑色がやや強まり鮮やかな発色です。
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2010年 5月
ブルーアイスの剪定とヨーロッパゴールドの移植・剪定後、1年弱が経過しました。
・グリーンコーンは移植後2年を経過。
・ブルーアイスは芯が再び立ちました。
・ヨーロッパゴールドは剪定後に強風で芯が折れたため、樹形回復中です。
・ブルーヘブンは一番の生育です。
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2011年 5月
移植・剪定後、2年弱が経過しました。豪雪の影響で樹形が乱れています。
・グリーンコーンは移植後3年を経過し順調に生育。
・ブルーアイスは一回り大きくなり、剪定前のボリュームに戻りました。
・ヨーロッパゴールドは雪の影響で樹形が乱れ、最近元気がありません。移植前の美しい樹形に戻りません。 ・ブルーヘブンの背丈はヨーロッパゴールドに並びました。
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2012年 5月
ブルーアイスの剪定とヨーロッパゴールドの移植・剪定後、3年弱が経過しました。今年の冬も豪雪で雪の影響を受けました。
・グリーンコーンは今まで雪の影響は無縁でしたが、今回の豪雪で樹形が乱れました。
・ブルーアイスは何とか持ちこたえました。
・ヨーロッパゴールドは少しずつ樹形回復中です。
・ブルーヘブンは元気です。
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2013年 4月
移植・剪定後、4年弱が経過しました。今年は雪の影響はすくなく樹形が乱れていません。80cmの苗が10年でここまで大きくなりました。
・グリーンコーンの生育は少し遅いようです。
・ブルーアイスは大きくなりすぎて倒木が心配です。
・元気のなかったヨーロッパゴールドは以前の樹勢を取り戻しました。
・ブルーヘブンはボリュームをますます増しています。 |
2016年 7月
80cmの苗は13年でここまで大きくなりました。
・グリーンコーンの生育が良くなりました。
・ブルーアイスは少し剪定しましたが、ハサミが届きません。
・ヨーロッパゴールドは2009年の移植・剪定後、完全に樹形が戻りました。
・ブルーヘブンの勢いは増しています。
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