ガーデニングを楽しむ!コニファーの施肥
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コニファー・ガーデン・スタイルへようこそ! 当サイトでは、今やガーデニングには欠かすことのできないコニファーを中心に、庭作りの構成要素や素材、環境側面をご紹介しています。
コニファーの楽しみ方や庭作りのプランを立てる時などのお役に立てればと思っています。また、庭を彩る草花や花の咲く木、用語集もご紹介していますので、
これからガーデニングを始める方にもガーデニングの魅力を知っていただけると思います。季節の移り変わりを感じさせてくれる庭で、安らぎの時間がゆっくり過ぎてゆくのをお楽しみください。
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コニファーの育て方(施肥)
コニファーは肥培すればするほど生育がよくなり、品質が高まります。
露地植えコニファーの元肥は、2月ごろに寒肥として施します。樹冠に沿って数か所あるいはリング状に溝を掘り、鶏糞や化学肥料などを施します。早く大きくしたい場合
は、元肥の他に7月ごろに追肥します。
鉢やコンテナ仕立てのコニファーは、毎日のように灌水しますので、肥料の多くは灌水と一緒に流れ出ますので、頻繁に追肥するかコーティング肥料などの緩効性タイプを施します。
鉢仕立ての場合、数年間植え替えずにいると根詰まりの状態になります。この状態では養水分の吸収が悪いため、追肥効果はほとんどありません。必ず鉢替えし、根を更新してから追肥します。
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コニファーの施肥 |
一般的に地植えのコニファーには、肥料はあまり必要ではありません。肥料不足よりも、むしろ施し過剰のほうが問題となる場合が多くあります。特に初心者の方には肥料のやりすぎの失敗が多く、肥料やりはある程度経験を積んでから行なうことをお勧めします。肥料が少なければゆっくりとした生育になりますが、生育が停滞するわけではありません。むしろ、少しでも生育を遅らしてコンパクトに育てたい場合は、肥料が少ないほうが良く、無肥料でも枯れることはありません。
■鉢植えのコニファー
植え替えのとき、土に緩効性肥料を混ぜて元肥とする。追肥は置肥でも良いが、室内で管理する場合は液体肥料が便利
■混植されたコニファー
ところどころに浅い穴を掘って肥料を施す
■這い性のコニファー
株の頭から化学肥料をばらまき、ホウキなどで枝葉の間から根元に肥料を落とす
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施肥とともに難しいのが灌水ですが、地植えのコニファーには、植え付け直後以外は灌水の必要はありません。ただし、真夏の干ばつや幼苗期の乾燥時、あるいは水分を要求する品種は、例外的に灌水が必要です。
植物の根は水分を求めてどんどん根を張り出す性質があります。土壌水分が多いと自ら根を張り出して水分を吸収するという作業を怠けてしまいます。このことはコニファーだけに限らず、植物全般に共通していえることです。また、土は人間が思ったほど乾燥していません。表面は乾燥していても根が張る位置の土壌は、意外と水分が保たれています。植物は、酸素が十分でやや乾き気味な土壌条件の方が、太くてたくさんの根が深く張ります。ちょっとと乾いたからといって灌水を繰り返すと、細くて弱々しい根が数少なくしか張りません。根が深くに張らないので、逆に乾燥に弱くなり、更に灌水過多になると土中の酸素が少なくなって呼吸ができず、根腐れをおこして枯れる危険性が非常に高くなります。乾燥状態になっても、滅多に枯れることはありません。
しかし、限られた容積、限られた用土で育てる鉢栽培、コンテナ栽培では、灌水は不可欠です。灌水の必要度は、それぞれの栽培環境や時期、天気や気温によって日々変動するもので、何日おきに灌水するといった一律的な基準はありません。勘や経験に基づいて、地植えと同様に、鉢内が十分乾いてから、たっぷり水を与えるということです。
機械的に頻繁に灌水をしていると、根張りが悪くなるだけでなく、根腐れをおこし枯れてしまいます。鉢栽培で枯らすもっとも多い原因は、灌水過多による根腐れです。鉢栽培では乾燥を防ぐよりも、いかに乾きやすくするかの方が大切です。鉢は少し小さめなものを利用して、早く乾くようにします。木の大きさに比べて大きな鉢に植えると乾くのが遅くなり、根張りが悪くなり根腐れをおこしやすくなります。
灌水するときは、鉢底から必要以上に水が流れ出すようにやります。このことで、鉢内の古い空気が水といっしょに流れ出し、新しい酸素が鉢内に取り込まれます。鉢内が乾いてからの灌水の回数が多ければ多いほど、それだけ根に十分酸素を供給でき、健全な生育につながります。
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