ガーデニングを楽しむ!コニファーの剪定
|
|
コニファー・ガーデン・スタイルへようこそ! 当サイトでは、今やガーデニングには欠かすことのできないコニファーを中心に、庭作りの構成要素や素材、環境側面をご紹介しています。
コニファーの楽しみ方や庭作りのプランを立てる時などのお役に立てればと思っています。また、庭を彩る草花や花の咲く木、用語集もご紹介していますので、
これからガーデニングを始める方にもガーデニングの魅力を知っていただけると思います。季節の移り変わりを感じさせてくれる庭で、安らぎの時間がゆっくり過ぎてゆくのをお楽しみください。
|
|
HOME
>コニファーの育て方(剪定) |
|
コニファーの育て方(剪定)
コニファーの特徴として、自然に樹形が整い年間を通して手がかからないことが挙げられますが、生育が旺盛な品種は刈り込みや枝すかしなどの整枝剪定が必要です。
刈り込みは2〜8月までに行なうのが一般的で、3月か梅雨明けに行なうのが良いでしょう。コニファーの多くは刈り込みハサミなどの金属を嫌い、刈り込んだ切り口が茶褐色
に変色して鑑賞価値を低下させます。一斉に萌芽する直前や新梢が固まる梅雨明けに行なうことで、その後の発育でボリューム感のある株に仕上がります。
|
|
コニファーを剪定する |
刈り込む場合、新梢など若い枝はどこで切っても枝吹きが良好ですが、木化が進んだ古い枝は必ず小枝や芽を残すようにします。また、外に向かう芽の上で切り取ります。
コニファーの多くは、育成中に強い側枝が伸びだすことがあります。そのまま枝を伸ばすと双幹状になり、見た目は変わらないものの、雨や雪が降るたびに左右に分かれ、観賞価値が低下します。そこで、早めに強い枝を切り詰め、一本主幹に仕立てます。
■幼木
美しい樹形を維持していくためには、ある程度の手入れが必要です。大部分のコニファーは幼木時に伸びすぎた枝を摘んでやり、芯を一本にする程度で結構です。
■成木
1.5m以上になり成木期に入ってからの刈り込みは、スペースに余裕がある場合にはあまり必要でありませんが、全体をコンパクトに仕立てたい場合や、伸びすぎて樹形のバランスが
崩れた場合などは必要になります。
|
大部分の円錐形品種は時間の差こそあれ、いずれは4〜5m程度に間違いなく成長します。そのことを初めから認識して植えることが大切ですが、限界樹高を超えたとき、または一定樹高を超えたときには、頂部の成長点を切断し樹高を下げるほかありません。
この切り戻しの時期は、寒さが緩む時期から新芽が伸びる直前までが鉄則です。太い幹の場合はのこぎりで、細い幹は剪定バサミで切断します。
切断する位置が成長点(上部)に近いほど、樹へのダメージが少なく回復が早いですが、低い位置ほどダメージが大きく、とくに根部は傷んだり枯死する根が多くなります。
しかし、伸びすぎてしまった場合には、思い切って樹高の半分程度の位置で切断します。すごいダメージとなりますがしかたありません。枯れることは少ないですが、回復には相当の時間が必要となります。完全に樹勢が修復するまでには数年を要します。
横張りが大きくなりすぎて、隣木の樹冠と交差してしまった場合など、樹全体のボリュームを小さくするときは、思い切ってすべての側枝を深く刈り込む、あるいは切り戻すほかありません。とくに放任栽培された樹は、全体を思い切って切りつめる強剪定をするほかありません。
広葉落葉樹などは、すべての側枝を幹の付け根で切り落として棒状にしても新芽が吹いて枯れることはありませんが、針葉樹のコニファーは、最大に切りつめる場合でも、必ず緑の葉がついているところで切断します。緑の葉がついていないところで切断すると、その枝からは新芽が伸びてこなくなる可能性もあります。ただし、コニファーでも唯一、コノデカシワの仲間は、幹だけの棒状に切り戻しても新芽吹いてきます。
|
幹の先端を芯といいますが、芯を切った場合は、新しい側枝を芯として伸ばさないと元の樹形になりません。このことを芯を立て直すといいます。
0.5m以下の若木などは、年間数回先端部を切断しても、直ちに最上部の側枝が立ち上がって伸び、新しい芯となります。切った部分は多少湾曲にはなりますが、成長とともに自然と修復されてわからなくなります。多少の湾曲が残っていても枝葉に覆われて外見からではわかりません。
成木でも、上に向かって伸びる力が強い品種は、親指程度の幹を切断しても切った箇所から成長力旺盛な側枝が何本も立ち上がり、時間の経過とともに切断面がわからなくなって修復されます。
幹を萌芽直前に切断すると、切断した箇所からは成長力旺盛な側枝が何本も立ち上がって伸びてきます。このうち最も元気な枝1本を残して、他の枝はすべて切り取ります。切断面が小指大程度の太さなら、翌春には切断面がわからない程度に修復します。これらの品種に限っては、太い幹を切断しても数年経過すれば完全に修復されてしまいます。
|
|
|
|
|
Copyright(C) コニファー・ガーデン・スタイル All rights reserved |
|